昨年の紫明会館公演から1年近く経っていることに愕然としたが、またスクービーが近畿にやってきた。2004年の『Beautiful Days』発売20周年記念、ということで収録曲が順々に演奏された。アルバムとしては最初に買ったものなので、流石に思い入れは強い。また、生演奏を見るのは初めての曲もあり、念願がいくつか成就した。それにしても、「ラストナンバー」や「恋は魔法」は失恋をテーマにした曲だと思うのだが、こういう内容がむず痒いと感じる中年になってしまった。 ただ昔から好きである音楽にのろけるだけの時間であったかというと、そうではない。特にアルバム再演後の数曲は夏をテーマにした+αが演奏されたが、楽しい夏がやってきた、などと言える余裕はわたしにはないし、この世界にもない気がする。同時にそう思いながらも、そう言えたらいいし、言いたいよね...と内なる16のわたしがぼやく。このどっちでもない境目に立つ感じ、本日のシュウさんのMCでいうならA面とB面の間(=全13曲中7曲目に位置する「美しい日」のこと)にいることが大切に思えた。まぁ今日の会場に来ていた人とは共有できないだろう。 「茜色が燃えるとき」は音源だけなら万は聴いているが、日に日に歌詞が重たくなり、愛おしくなる。詩を書いたのはシュウさんだが、もう作詞はしないのだろうか。
セットリスト(クリックで拡大します) (24. 6/30) |
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