悪魔的リリースを振り返る

赤字爆弾

作品をリリースするだけなら誰でも出来ると誰かが言っていたが、上半期は実際にそれを試してみた期間だった。結果、出したかったものは全て出せた。ただ、それだけである。改めて列挙すると、マンガ『Worship the Autonomy』、CDr『Voracious-
Vomit』、イタリアのFuteishaのCDr、海外頒布専用のZINE『Chaotic Lao Tech』。
これに加えてAfter Duskさんとの共同誌も加わり、5つもリリースしてしまった。

Futeishaの音源に関しては、自分の「CDを出したい」という願望も強かった案件だったが、快諾してくれたJuanには感謝している。だからこそ、もっと多く作っては売ってみたいのだ。限定生産ではありますが今後も補充していきます。

『Worship the Aunotonmy』は収録作全てに一貫したテーマがあるわけでもなく、最初の『The Japanese...』を描いた時点で伝えたい事柄が尽きてしまったため、散漫な内容に着地した。『I am...』はベルリンから帰還してすぐに描いたものだが、特に含蓄のあることも言っていないため、イマイチかな。実体験を描いたというだけで完了した作品と言える。本当は小説のリライトも候補にあったのだが、それはまた次の機会になるだろう。
特に委託するつもりもなく、箱で腐らせている。今後もイベントには出る予定なので、そこで捌ければ良いのだが、いつのことになるやら...。
クオリティに関しては、昔描いてたものよりはマシだが、作画からストーリーまで無責任なのは変わっていないようだ。ある程度上達してから初めて工夫しろ、ということなのだろうか。今後もハマりすぎず、寝る前の1時間だけ手を動かす習慣に従いたい。
絵というかコラージュも沢山やりたい。細かいところで手間を省く癖が悪い方向に進んでしまうので、時間をかけて仕上げることを手と頭に叩き込みたいな・・・と思う次第です。

現在、国内外の友人知人に打診してコンピレーションのカセットを作ろうと企画している。自分も音源をこさえるわけだが、それくらいにはモチベーションが高い。お金に困っている以外は、多くのパラメータが高水準な時期は貴重なのでそのまま勢いで色々手を出してみたいところだ。執筆の方も並行して続けていますよ。6月には何かアナウンスできるかもです。


(17.5/22)