イベント終了報告 May

ご来場ありがとうございました

GWは上京し、資料性博覧会とコミティアに参加したり、色々な方と交流できた。
普段は疲れるだけで終わる東京行きも、今回は非常に充実していたのはもちろん、多くの方に助けられました。ご来場した皆さまと併せて御礼申し上げます。

資料性博覧会は主催のまんだらけが全て自費で仕切っているのか、従来の即売会に多い、印刷会社の気配を感じなかったのが第一の印象だった。どういうことかというと、サークル参加で持ち場につくと真っ先に目に入るはずのチラシの山がなかったのである。ほとんどが終了後にゴミ箱に捨てられるだけの資源の無駄の山だけに、精神的によろしくないとずっと感じていた。椅子もパイプ椅子ではなく、ややフカフカしたものだった(たまたま会場が中野サンプラザだったからだろうけど)。後者はどうでも良いとして、前者がもたらす気品の良さはイベントの余韻の多くを占めていると思う。
朝、会場となる階に着いてエレベーターのドアが開いた瞬間、セーラー服を着た女性が棒読みで『タッチ』の主題歌を練習している場面に遭遇した時は少し引いてしまったのだが、他のイベントの準備がたまたま行なわれていたようだ。まんだらけ周りとなると、どうしてもそんな世界が近くなってしまうのは仕方のないことである。ここも他の即売会と違った文化圏という感じで印象深かった。

いざ始まってみると、早々に自分の売り物と客層の距離が小さいと感じた。こんな経験は今回が初である。また、既刊を読んでくださっていた方も多く訪れ、声までかけてくれた。以前なんて「コレ書いた人はどこですか?」と言われたものだが・・・ここまで違うのかと内心驚いてしまった。
合同で新刊を作り、ブースにも同席してくださったAfter Duskさんの人気に便乗できたので、過去作も順調に売れた。

コミティアは久々の参加となった。存在が冷やかしという域の身分だが、数だけは多く用意したので、テーブルの上が埋まっているのを見るのは中々楽しかった。
発狂手前のマンガや音源をこさえて何野周さんと喋りながら在籍していたが、何を話したかは覚えていない。今回は音楽島で出展したのだが、ノリがそれまで出ていたジャンルと異なり、いつも以上に浮いてしまった気がする。あまりにも見え見えなセールストークを食らうなど、大きなイベントのマイナス面を痛感した。
マンガは恐ろしくて自分でも読み返していないのだが、実際に買ってくれた人がいることのみ覚えておけば良い。音源も同じくらい無謀なものだったが、まだまだ作るぞ。

今年の残り、といっても半年以上あるのだが、執筆に費やすことになる。息抜きで作ったものが溜まったら発表ということになるだろう。変に締め切りを設けずに、これくらいのペースが良いと思っている。あまり他人を意識しないのが長続きのコツよ。


(17.5/8)

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