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LAFMSのジョー・ポッツとジョセフ・ハマーの二人がやってくる、しかも金沢サウンドスケープ祭にも来るから遠征はいいやと思うのも束の間、大阪公演のラインナップが代替不可能なのと、当面行く予定がないからなんばベアーズも見納めかということで行ってきた。終わってみればセンチな気分を吹き飛ばし、閉店まではできる限り行くかとたぎらせる夜だった。そして金沢の方は体調崩してるうちに夜の部さえも寝過ごした。 出演者総出によるAIRWAYは、大音量だがハーシュではないデリケートなノイズに終始した(スピーカーから離れていたせいかもしれないが)。終演後に機材周りを確認してみたところ、ジョン・ダンカンが他の演者から送られてくる音をコンダクトして、モニターに返すというNurse With Woundにも通じるフォーメーションだった。個々の演奏者は独断で、しかし結果として均衡のようなものが生まれ、あの風のように起伏のないノイズがやってきた。繰り返すが、これはあくまで結果として生まれたものであり、「きれいなノイズ」といった杜撰とも呼べる反語的表現を目的としているのではない。ここに一つのコード、共通言語のようなものを見つけ出したくなる性に気付くことが、今回も提唱されたAIRWAYの電子ファシズムというセオリーの産物とも思える。こうしたユーモアやアイロニーが通用するかどうかは、受け手次第。 そのとおり、電子ファシズムといったユーモアにはうってつけの時勢であると同時に、言語的な解説としてそれがいかに力を発揮し難いかを思い知らせてくれる。わたしとしては、大衆的になり得ないノイズという表現の特色としてのアナクロな部分と、ハーシュでないとはいえ(個人差があります)あの轟音が受け止められたあの空間に一種の力が生まれていたことに信頼を置きたい。それは演奏者たちをありがたがるオーディエンスというそれこそファシズム的な解釈では決してなく、統一感なき一体感(by コヤマシュウ)をもった、自発的にその場にやってきた人たちへの信頼でもある。音源化も予定されているそうで楽しみだ。 (26.4/28) |
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